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負けられない戦い

こんにちは。アシスタントのふーです。

2018年がはじまって、気がつけば今日から2月のスタートですね。
「一月往ぬる二月逃げる三月去る=(1月は行く、2月は逃げる、3月は去る)」の言葉の通り
お正月がつい先日のことのように感じられるのに、1月があっという間に終わっていました。

そんな慌ただしかった1月に、わが家では「負けられない戦い」が繰り広げられました。
それは、ガレット・デ・ロワ。皆さん、ガレット・デ・ロワはご存知でしょうか?
近年、日本でも知られてきて1月になるとデパートのお菓子売場やパン屋さんで、このお菓子を目にした方も多いのではないかと思います。

紙で作った王冠は欠かせないアイテム

フランスでは、新年の1月6日をエピファニー(*公現祭)と言い、お菓子を切り分けて食べる習慣があります。そしてその1月6日に食べるのがガレット・デ・ロワ( 直訳すると「王のお菓子」)です。
最も一般的なものは、パイ生地にアーモンドクリームが入ったもので、中にフェーヴ(fève、ソラマメの意)と呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っています。
フランスでは「ガレット・デ・ロワを食べないと一年が始まらない」と言われるほど新年のお祝いに欠かせない伝統菓子で、1月6日に家族で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人は王冠を被り、皆から祝福されて一年を幸せに過ごせるのだとか。
(*公現祭とはキリスト教の祝日で、「東方の三賢人」と呼ばれる3人がキリストの誕生を祝って訪問・礼拝したといわれている日で、キリスト教にとって特別な日なのだそう。)

そして、ガレット・デ・ロワの一番の楽しみは、このフェーブが誰に当たるかなのですが・・・。
残念なことに私はまだ一度もフェーブが当たった事がありません。わが家でガレット・デ・ロワを楽しむようになり早5年程経ちますが、全戦全敗です。ぐぬぬ。く、悔しい・・・。
何を隠そう、私はとても負けず嫌いなのです。どのくらい負けず嫌いかというと、例えばオセロをしていて劣勢になると途中で盤の上をグチャグチャにしてしまう暴挙に出るくらいの負けず嫌いです。(大人げない)

さてさて、気になる今年の結果はというと・・・・。
なんと!今年も王冠を被る事はできませんでした(涙)。
ここまでくると私の連敗記録がどのくらい伸びるかに楽しみを見出した方が良いのかもしれません。
我が家は2人暮らしなので切り分けたパイを1日一切れずつ食べて勝負をします。1日目、2日目と勝負がつかず迎えた3日目の夜、相方のフォークに固いものが当たった音が!(私が負けを悟った瞬間です。)
中から出てきたのは、カエルの形をしたフェーブでした。

「ま、負けました・・・。」

勝負には負けてしまいましたが、ガレット・デ・ロワは食べる楽しみはもちろん、毎年どんなフェーブが入っているのかも楽しめる、まさしく「一粒で二度美味しい」お菓子です。
新年を祝うフランス菓子、ぜひ来年の年明けは運試しとして楽しんでみてはいかがでしょうか?

わが家のフェーブコレクション

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