戦略家としての価値

私たちの戦略づくりは、Webだけにとどまらず、他の制作会社が持ち合わせない、本質的なビジネス戦略も立案できる価値があります。それは、クライアントの根源部分である、経営戦略・プロダクト戦略・営業戦略・人事戦略などの改善・改革を促すもの。わかりやすく実現可能な戦略定義なので、クライアントの経営に与える影響度は最大となります。この骨太の戦略家としてのノウハウは、他の制作会社が今後も持ち合わせることはありません。なぜなら他の制作会社は、あくまでWebに限定した戦略立案だからです。

クリエイティブの価値

伝えるデザインではなく、伝わるデザインを大切にしています。それは、クライアントの”らしさ”や、サイトの目的、利用するユーザーなどのリアルな感覚を、ディレクターだけではなく、デザイナーやエンジニアも実際に肌で感じながら制作に取り組むことができる、分業制の会社には無いスキームを導入しています。

自社事業への挑戦

受託で得られたノウハウを活かし、自社事業への挑戦を考えています。会員数が1万人を超えるサービスをすでに展開していますが、まだまだこれから。一緒に楽しめるメンバーを増やすことで挑戦の権利が得られると考えています。なお、私たちはフラットな組織ですから「こんなサービスをやりたい」と誰でもアイディアをオープンにできます。

中小企業が好き

中小企業を好む理由は、経営者と直接議論ができるから。No1やOnly1を目指す中小企業の経営者は、本質的な改革を望む方が多く、私たちが練った経営戦略案やWeb戦略案に、真剣に耳を傾け、実現に向けて動き出してくれます。その意思決定の早さは中小企業ならでは。だからこそ、中小企業の「業界、企業、顧客、働く従業員やご家族」に、私たちが思いっきり作用することになり、皆さんをシアワセにできるのです。私たちの戦略案やクリエイティブを通して！
心のこもった感謝の言葉を聞けると、私たちもシアワセになる。だから中小企業が大好きです。

主につくるクリエイティブ

最近では、新卒/中途の採用サイトとコーポレートサイトを手がける機会を意図的に増やしています。中小企業にとって大切なのは人。採用する人も、働く人も相互にHappyになれる戦略とクリエイティブを、私たちがプレゼントすることで、世の中が楽しくなるといいなと考えています。また、コーポレートサイト制作を通して、企業理念やタグライン、ビジョンの策定や明文化なども関わることで、クライアント自身が気づいていない”らしさ”を私たちが発見し、導き、カタチにしています。
他にも手がけるクリエイティブはありますが、会社が決めるのではなく、メンバーの意志を第一に尊重して、請ける、請けないを決めています。

イットジャパンのクリエイターとは

イットジャパンのクリエイターとは、自分の専門分野だけではなく「プロジェクトそのものに興味を持って行動する人」を指します。技術者前提で、具体的な例を挙げると、契約前のクライアント先へ、ディレクターと一緒に同行します。そこで、クライアントの社長や社員、店舗、製品などにたくさん触れるのです。きっと足を運んだからこそ感じ取れることがたくさんあるはずです。良いところも悪いところも。

もしも、分業の制作会社にありがちな「ディレクターから口伝えで情報を聞いてつくる」としたならば、それは本当の意味でクリエイティブとはいえません。足を運び体感したからこそ「どう作るか」だけではなく「誰のために、なんのために、どう作るか」を主体性を持って考えながら、クリエイティブに集中する。それが本当のクリエイティブです。自分が感じたことをカタチにすることで、やり甲斐も達成感も得られます。

また、前向きな意見や疑問を、遠慮なく発言するのがイットジャパンのクリエイターです。例えば技術者が、ディレクターへ企画書の違和感や疑問などを率直に伝えることで、ディレクターが企画を練り直すこともよくあります。その流れで「もっとこうしたら面白くなるんじゃない？」とディスカッションに発展することも頻繁です。そのような、専門分野を超えた”一歩”の踏み込みを全員が行うことで、それぞれが影響を受け合い、クリエイティブの価値が高まったり、円滑な業務、スキルの向上、信頼や感謝につながっています。なお、発言の内容は、精度が重要なのではありません。 「傷つけたくないから言わない」「自信がないから言わない」などの自己防衛を優先する方は、イットジャパンのクリエイターにはなれません。「相手に伝えたほうが、あなたやプロジェクトにとってプラスかもしれない」と思ったことを、間違っていようと勇気をもって発言する方は、イットジャパンのクリエイターにふさわしい人であり、そんなメンバーであれば、どんな失敗でも私たちは笑顔で賞賛します。

普遍的な価値

日々、様々な経験をする「全員クリエイター」の取り組みを重ねていくことで、洞察力、論理的思考、ポジティブシンキング、ユーザー視点、多用な価値観への受容性、問題解決力、コミュニケーション力、リーダーシップなどが身についていきます。これらの能力は、時代とともに陳腐化する技術スキルとは違い、どんな仕事でも、いつの時代でも通用する、普遍的で絶大な価値です。この能力が備わってきたら、日々の仕事が円滑になるだけではなく、キャリアパスやキャリアチェンジも可能になっていきます。起業もできるかも知れません。それくらい大切な能力なのです。

分業化が進むWeb業界では、決められた範囲でしか物事と関われない人も多く、技術スキルでしか自己の価値を見いだせなかったり、無意識のうちに利己的な労働者思考になりがちです。若いうちは問題なくても、歳を重ねた後に気づいてからでは、もう手遅れなのです。そのような人が、今後続出するであろうWeb業界の課題に警鐘を鳴らすとともに、イットジャパンは全員クリエイターの考えに賛同するメンバーとひとつひとつ歴史を積み重ねていきます。

案件は断るのが基本

セールスマンはひとりもいません。案件は口コミとWebからで成り立っています。感覚としては8社中7社はお断りしています。断る理由は様々ですが、一番大切にしているのは、メンバーがやりたい案件かどうか。やりたい仕事をオーバーワークにならない範囲で適切に受注することで、プロジェクトに集中し、ゆとりを持ってクリエイティブに取り組むことを大切にしています。他の制作会社では、営業やディレクターが、意気揚々と受注してきても「制作サイドはため息をつきながら沈黙…」という光景がありますが、今のイットジャパンでは、見ない光景です。

プロジェクトの主体は私たち

クライアントに対し、私たちの理想とする「クリエイティブの在り方、プロジェクトの進め方、余裕のあるスケジューリング、できないこと、やらないこと」を明確に伝え、受け入れていただいた上で契約を結んでいます。言い換えると、クライアントは、自分たちの理想や言い分を通すのではなく、対等またはそれ以上のパートナーとしてイットジャパンを認め、私たちの船に乗る道を選んでくれます。だからこそ、裁量やペース配分は私たち次第となることから、最初から最後まで、ノビノビとクリエイティブに打ち込むことができます。プレッシャーもありますが、それこそがイットジャパンの「コトづくり＞モノづくり」の喜びにつながる。事実、現在の体制になってからは、デザインのOKがなかなかでなかったり、制作過程で度重なる修正や変更が発生するような「不毛な仕事」は0件です。
一方、他の制作会社では、商談時に「サイトを作れば成果がでる」「言えば変更してくれる」ようなイメージを与えて契約してしまうことが多少なりともあるようです。その結果、クライアントが満足しなければ、プロジェクトの主導権を「Webの素人であるクライアント」に握らせてしまい、修正や変更、そして納期に終われることで、制作サイドの負担を増やしかねません。

自由を増やしています

私たちは完全テレワーク。働く場所も時間帯も自分で決めています。急に思い立って平日にキャンプに行ってもいいし、自宅に限らず海外に滞在して働いてもいい。メンバー同士がおせっかいなまでに支え合いますし、過度な労働（俗に言う残業）もほとんどしません。兼業~副業も「可能」というよりむしろ「いいね！」というムードです。今まで日本の企業や働く人たちは決められた枠の中で労働してきましたが、それって時間の売り買いをする奴隷制度のようなものでまさにクリエイティブの真反対。ノビノビ今やりたいことにチャレンジするほうが間違いなく成長するし楽しいはず。そうやってひとつひとつ、メンバーで話し合いながらルールを無くして自由にしていっています。
ただ本来、自由とは与えられるものではなく自分でつかむもの。
自らが積極的に、「いかにMe（自分）を失敗させないか、ではなく、いかにWe（プロジェクトと自分）を成功させるか、に全力を注ぐ」「与えられる側ではなく、おせっかいなまでに与える側に立つ」そのような意識と行動、そして活躍できる一定のスキルが伴ってこそ、イットジャパンの自由はなんとも居心地が良いものとなります。多くの方は「自由を手にしたいけど代償は支払いたくないしリスクは犯したくない」と考えますが、そのような方はルールで縛ってくれる会社に入社したほうが居心地が良いはず。イットジャパンに向いているのは、例えば学校や社会のルールが馬鹿らしく思え、自ら建設的な案を考え、自らより良くしようと行動してきたような、リスクを犯してでも自ら自由をつかみにいく人です。

技術者の本音が会社をつくる

ポジティブな技術者（デザイナーやエンジニア）が、やりがいを持ってトライを続けられるよう、会社・プロデューサー・ディレクターが一丸となり、技術者の発する「やりたいこと、楽しみたいこと」「やりたくないこと、楽しくないこと」のメッセージを受け止め、あらゆるアプローチで、叶える努力をしています。一般の制作会社では、様々な局面でプロデューサーやディレクターの発言力が強いことから、技術者は自分の意見を押し殺してしまうことも多いようですが、イットジャパンでは「企画面、制作フローの見直し、受注可否、会社のルールづくり、備品の購入etc」に対しても、技術者から建設的な意見が遠慮なく寄せられることで、各所の改訂・バージョンアップが円滑ですし、メンバー同士の感謝やリスペクトにもつながっています。

目標をみんなで応援

半期に1度、それぞれが目標を設定し、その後、メンバーで応援・フォローする制度を導入しています（人事評価制度）。目標達成度によって、階級がベースアップ。階級毎の給与額テーブルは公開していますので、励みになるはずです。

あえて小さな組織がいい

私たちは、Web制作の受託事業において、10名規模を上限とした少数精鋭チームにする、と決めています。その理由は、以下のサイクルをご覧いただくとわかるかと思います。

小さなイットジャパンの、4つの循環型サイクル

＜Step1＞ 多くの案件を必要としないから、たくさんの案件の中から良いと思う案件を選ぶことができる。
＜Step2＞ 選んだ良い案件だから、クリエイティブに集中して向き合える。ムリ・ムダ・ムラも少なく、生産性・利益率が高い。
＜Step3＞ クリエイティブに集中して向き合えているから、良いサイトが完成する。スキルもアップする。
＜Step4＞ 良いサイトだから、それを見た企業から更にお問い合わせや相談が増える。（Step1へ循環）

このように、小さなイットジャパンだからこそ、たくさんの仕事をこなさなくても、クライアントの支持を集め、スキル、利益、ワークライフバランスも、同時に高め続けることができます。人数が少ないからこそ、会社もメンバーひとりひとりに目を配ることができます。会社の価値は規模ではありません。メンバーとともに大きな感謝をいただく仕事は、小さいからこそできることがあるのです。

※なお、共に働くのは社内のメンバーだけではなく、外部のパートナーやスペシャリストと連携することも多いです。
※小さな組織はあくまで受託事業のみを差しており、自社サービスは分社化にて拡大路線も視野に置いています。